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映画「翔んで埼玉」感想 [健康]
GACKTが高校生役ってどんなだよ?!と思う方もいらっしゃるでしょうが、ぶっちゃけそれが不自然でないファンタジーです。
埼玉県と埼玉県民が不当に虐げられてきた世界で、埼玉県と千葉県が熾烈なバトルを繰り広げて、頂点に君臨する東京都を打倒するか、という結構真面目な闘争の物語。
私は埼玉県民歴17年。
この作品の原作漫画を読んだ時にはまさか自分が県民になるとは思いもせず、所沢に足を踏み入れたこともなかったので、ただ無邪気に「魔夜峰央さん、凄いこと描いてるなぁ」という程度の感慨で笑って読んでいました。
実際こうして映像になると、怒りは全くなく、全てを笑い飛ばして認めてしまう、変な説得力がありました。
主演のGACKTさん、二階堂ふみさんがお二人そろって埼玉県知事を表敬訪問した時にも、知事が「これが○○県とか××県とかだったら大変なことになるだろうけど、埼玉は笑ってこれを受け入れる寛容性がある」というようなお話をされていました。
実際その通りだと思います。
作中で「何もないけど、良いところじゃん!」という県民の叫びがあります。
そして知事曰く「悪名は無名に勝る」とのこと。
いや、悪名じゃないし、埼玉には良いところ沢山あるじゃん?と生ぬるく笑ってしまいますが。
ああ、これか、埼玉県民の寛容性。
怒ることもなく、適度にスルーして笑える、というところ。
そんな風に楽しめてしまう映画です。
エンドロールのはなわさんのメインテーマもお忘れなく。
そうそう私、三回見て毎度大笑いしたんですが…県民割引チケットがあったら良かったのになぁ。